高品質スクリーン印刷用 技術情報 ステンレスメッシュ、製版、印刷まで

スクリーン版洗浄不足は印刷断線不具合を引き起す原因になります。
下記に、基本的なスクリーン版洗浄の手順を紹介致します。

版洗浄の手順を動画でもご覧いただけます

スクリーン版洗浄の手順

① 印刷機上でペーストを回収

スクリーン版上のスキージ面に残ったペーストを、短くカットしたスキージで掻き取り、回収します。

② 洗浄剤とウエスの選定

ペーストを溶解し、スクリーン版接着部分、乳剤部分が侵されない遅乾性のエチレングリコール系の水溶性洗浄剤を選定します。使用するウエスは柔らかく吸水性がよく、出来るだけ繊維くずが出ないものを選定します。

推奨洗浄剤:東邦化学工業(株)製 トーホークリーンRX-850

③ スクリーン版洗浄

ステンレスパッドに洗浄剤を十分浸したウエスを敷きます。スクリーン版を乳剤面を下にしてその上に置き、スキージ面に洗浄剤を多めに塗布します。スクリーン版に残ったペーストを拭き取るのではなく、乳剤開口部などに残ったペーストを洗い流す様に作業を行ないます。

パターン外のペーストをウエスで除去し、その後パターン部のペーストを内側から外側へ丁寧にウエスで除去します。ウエスを交換するごとに、十分に洗浄剤を塗布し、乳剤開口部に残ったペーストが乾燥しない様注意します。

乳剤開口部に残った、落ちにくいペーストは、上からウエスで軽く叩き、除去します。

スキージ面のペーストを十分除去した後、乳剤面を1〜2回程度洗浄剤を浸したウエスで乳剤面を傷つけない様、軽く拭き取ります。
最後にスキージ面の洗浄剤を流し、仕上げます。
製版サイズが大きい場合、製版洗浄用流し台に製版を立て掛け、上記の手順で行います。

④ 洗浄確認

洗浄が終わったスクリーン版は、顕微鏡カメラなどで乳剤開口部にペーストが残っていない事を十分確認します。

⑤ 仕上げ

市水を塗装用の粒の細かいハンドスプレーガンなどでスキージ面より噴きつけ、洗浄剤を十分に洗い流します。その後、エアーガンで外側の枠から順に中心部分へとエアーを吹き付け、十分に水切りを行ないます。

推奨ハンドスプレーガン:アネスト岩田(株)製 W-71

⑥ 乾燥

十分水切りした版を摂氏40度に設定した乾燥機に1時間程度入れ、乾燥させます。次回使用時には、スクリーン版に水分が残っていない事を十分確認してから使用してください。

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